裸のバニー(6) おねだり

 卑猥な願いを口にさせた。その高揚感が、私をよりサディスティックにしてゆく。しかし、彼女が望まないことをしようとは思わない。
 アナル責めは、今日のところは禁断の四文字を口にさせるためだ。舐めるならまだしも、指でしつこく責めると、却って性感が殺がれかねない。
 
 親指を菊座からゆっくりと引き抜くと、すぼまろうとする蕾に優しくキスした。そして、改めて綾乃の女陰に目を向ける。
 熟女と呼ばれる年代に差し掛かっているとはとても思えない、美しくも可憐な女陰のたたずまい。陰毛は前の方に残っているだけで、陰部はものの見事に丸出しだ。
 
「本当に綺麗だ……」
 バックリと剥き上げられた、サーモンピンクの媚肉。幾重にも重なる肉ひだの中に、私は舌を差し入れた。
「あっ、ぁあん……」
 
 裸の尻が、おののくようにビクンと震えた。肉ひだの一枚一枚、そのあわいに潜む秘め事を暴こうとするかのように、舌がその間を隈なくたどってゆく。尽きせぬ愛の泉から、溢れ続ける透明な蜜。その味は、まさに甘露と呼ぶにふさわしい。
 
「おいしいよ、綾乃」
 舌で掬っても掬っても、なお汲み尽くせぬ悦びのしるし。
「いやぁん……」
 嬌声が、殊更に甘い響きを帯びてくる。
 
「ここの毛を綺麗にしてあるのは、丸見えだとダンナが喜ぶからかな?」
 アンダーヘアの処理について、意地の悪い問いかけをしてやる。クリトリス周辺から女陰、肛門にかけては、幼女のように無毛なのだ。
 
 綾乃は頬を床に預けて、私の言葉嬲りに唇を噛んでいる。
「どっちにしろ、男どもにじっくり見てほしいんだよな。恥ずかしい穴の奥や、すぐに膨らんでくるクリトリスを」
「あっ、あうぅ……」
 
 肉ひだを丹念に舐めまわすに連れて、綾乃のクリトリスは勃起して来ていた。根元近くをマッサージし続けたのも、効いているのだろう。包皮を軽く引っ張っただけで、大粒の肉芽が露出した。真っ赤に充血しているのが、実に可愛らしい。
 
「クリをこんなにでっかくして……綾乃の、どスケベ」
 舌先で微かに触れるだけで、彼女の太ももにおののきが走った。
「いっ、いやぁ……あぁん」
 尻肉越しに羞恥の表情を透かし見ながら、感じ方を観察する。陰核全体をすっぽりと唇で包み込み、唾液をまぶし込むように舌で肉芽を転がす。
 
「ぁううっ……ぁあっ……あぁん」
 綾乃のよがり声が、次第に大きく艶かしくなってゆく。
「もっと感じていいよ。大きな声を出しても」
 舌で肉芽を愛撫しながら、ベルトを外してジーンズを脱いだ。続いてトランクスも下ろす。腹にくっつくほど反り返った怒張が顔を出す。やっと下半身が楽になり、私は大きく息をついた。
 
「せっかくヘアが無くて、丸出しなんだ。よく見せてくれよ」
 私はそう言うと、綾乃の体をその姿勢のまま、窓側に尻を向けるように誘導した。
「蛍光灯の灯りじゃ、綾乃の綺麗な体に失礼だからね」
 
 立ち上がって、厚手のカーテンを左右に引き、レースのだけを残した。ここは高台の斜面に建てられた集合住宅で、眼下に市内が一望できる。その手前、30mほど離れた辺りに、同じようなマンションが見えた。
 
 振り返ると、綾乃が不安そうな目でこちらを見ていた。それでも、尻を突き上げ、女陰を晒したポーズは崩そうとしない。そのけなげさな愛らしさに、思わず抱きしめたくなる。
「大丈夫だよ。この部屋は暗いから、外からは見えない」
 
 言い切ってはみたが、本当に見えないかどうかは、普段から住んでいる訳ではないのでわからない。このワンルームマンションは、海外出張に行っている独身の友人から、今日だけ借りたものだ。
 綾乃にも自分にも直接の縁がなく、それほど遠くない逢引場所を探していたら、この市に住む友人が気を利かせてくれた。
 
 私は、綾乃の尻の前に戻ると、再び女陰を指で広げた。季節は初夏、外は曇天だ。薄いカーテン越しの午後の光が、あらわになった媚肉を包み込む。今度は、奥までしっかりと見えた。新たな蜜を湛えた肉ひだが、ため息が出るほどに悩ましい。
 
「よく見えるよ。綾乃の尻の穴も、濡れ濡れのアソコの中も」
 クリトリスを舐める合間に、言葉で嬲ってやる。加えて、唾液で湿らせた指を膣にゆっくりと挿し込んでやると、綾乃の腰が二度三度と喜びに震えた。
 
「ああっ。んあっ、あぁん……へ、変になっちゃいそう……」
「じゃ、ぼくのも変にしてくれないかな。さっきから、こんななんだ」
 あぐらの位置をずらせて、股間の高ぶりを見せてやる。綾乃は恥ずかしげに目を逸らせ、四つんばいの姿勢のまま、右手を伸ばそうとした。
 
「ちゃんと綾乃から言ってごらん。どうしたい?」
「ぁうっ……そんな……そんなこと、言えません……」
 二本の指を膣に抜き挿しする一方で、親指の腹で肉芽を嬲ってやる。
「言えるさ。初めて綾乃と結ばれるんだ。最初だけでも生で挿したいけど、先走りまみれのを突っ込んでもいいのか?」
 
 見も世もないという風情で、彼女があえぐ。
「おっ……お願いです。ふぇら・ちおを、させてください……うぅっ」
「上品な綾乃が好きだけど、今だけはもうちょっと嫌らしく。これもメールで教えたろ?」
 指の動きに合わせて、女壷の奥でクチュクチュっと淫汁の音がする。
 
「あうぅ……ち、ちん……ちんを……いやぁっ、言えない!」
 今にも泣き出しそうな綾乃が、愛おしくて愛おしくてたまらない。
「それは、子どものを呼ぶ時だろ? こんなに勃ってるのは何だっけ? そうは待てないぞ。精子交じりの汁つきで、ここにぶち込んでもいいのか?」
 綾乃は、許してとつぶやきながら、いやいやをする。
 
「ち……チ☆ポを、ぁうっ……しゃ、しゃぶらせて下さい。ぁあんっ……」
「よし、よく言えた。なんて可愛いんだ」
 私は仰向けに寝転ぶと、彼女に自分の体をまたがせるようにした。目の前に女陰がかぶさってくる。ふっくりと膨らんだ陰唇、そこから垂れ落ちそうになっている牝汁を、舌の腹で舐め取った。
 
 女性上位のシックスナイン。おずおずと綾乃の唇が、私の怒張に触れてきた。先走りを舌で掬ってくれているのがわかる。
「もう、こんなに出てる……」
「綾乃が、あんまり可愛いから。そして、素敵に淫らだから」
 
「うれしい……ぅ、うぐっ……んぅん」
 彼女の小さな口が、私の亀頭にかぶさってくるのがわかる。押しつけられた唇が、ゆっくりと下に降りてゆき、唾液を含んだ口腔が私の分身を優しく包んでくれる。
 
「苦しくない? 大丈夫?」
 私の問いかけに、綾乃は「はい」と答えた。くぐもってはいるものの、どこか女の悦びをにじませた可憐な声だった。

 
 裸のバニー(7)に続きます……
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